こんにちはKokiです!
社会人留学をやっと決断して準備を進める際に、一つの壁となるのが日本国内での手続き、、
特に誰かがリマインドしてくれるわけでもないので、
何をいつまでにやればいいの?できていないとどうなってしまうの?と不安になりますよねぇ。
今回は、ぼくが海外フリーランスとして、日本以外の国で長期滞在した経験から、
海外留学前にやっておかないと損をする!?忘れずにやっておきたい準備について日本でやっておくこと4選をお伝えします。
ぜひ参考にして、安心して旅立ちの日を迎えてください!
📎 この記事はこんな人におすすめ
- 社会人留学を予定している方
- 会社を退職して海外に長期滞在の予定がある方
- 日本出国前にやり残したことがないか不安な方
1. 税金対策
まず、多くの人が戸惑う税金関係の手続きについてご紹介します!
ぼくは一通り調べ、住民票は抜き、年金だけは任意継続することで、
住民票を抜かない場合と比べ年間約100万円の節税をすることができました!!!(年収600万円独身の場合で試算)
それぞれ詳しく紹介していきます。
住民票を抜く
住民票は「その人の居住地を公的に証明するもの」で、
留学する人の目線で言うと、住民税・国民健康保険料・年金の支払い義務と結びついています。
参考までにそれぞれの金額を試算しました。
例) 年収600万円独身の場合の年間の税額
年間 | 月額 | 出典 | |
住民税 | 395,500円 | 32,958円 | 住民税の自動計算サイト |
国民健康保険料 | 578,051円 | 48,171円 | 国民健康保険料 計算シミュレーション |
年金 | 203,760円 | 16,980円 | 日本年金機構HP |
そして「住民票を抜く」とは、「海外転出届」というものを役所に提出し、
その人は「海外居住の日本人=日本には住所がない」という状態にすることで、
これらの支払い義務がなくなるということです。
ちなみにある友人から「日本人じゃなくなるの…?」と聞かれましたが、日本国籍はなくなりませんのでご安心を。笑
ぼくは住民票を抜いたうえで、年金だけは任意で加入を継続することにしました。
その結果、住民税(396,300円)+国民健康保険料(634,176円)=1,030,476円を節税することができました!!
めちゃくちゃ大きい額ですよね、、。
それぞれ詳しく見てみましょう。
住民税
住民税は1月1日に住民票がある市町村で課税されるものです。
例) 2024年4月から2025年3月の1年間留学のため、2024年3月31日に住民票を抜いた場合
2024年1月1日時点は日本に住民票がある → 2024年の分の住民税は支払い義務あり
2025年1月1日時点は日本に住民票がない → 2025年の分の住民税は支払い不要です。
集められた税金は、住んでいる自治体の公的サービスを維持するために使われます。
住んでいない期間の課税義務を避けるために、海外に長期滞在する際は住民票を抜いておくことを強くおすすめします!
国民健康保険
日本で病院に行って健康保険証を見せると医療費は3割負担となりますよね。
これは健康保険に加入しているためです。
日本に住むすべての人は健康保険に加入する必要があるため、
住民票が日本にある場合、企業に勤めている場合は企業の健康保険、それ以外の人は国民健康保険と、
必ずいずれかの保険に加入することになります。
住民票を抜くと自動的に健康保険の加入義務がなくなるので、保険料が不要となります。
ただし、加入の継続を希望する場合は、保険料を支払って任意継続をすることができます。
📎 健康保険の任意継続をした方がいい人は?
一時帰国時に高額な医療費がかかるのが心配な人は、保険料を支払って健康保険を継続することもできます。
ただし、仮に帰国時に風邪や持病の薬の処方などの費用を10割負担したとしても、
年間の保険料50万円を超えることはなかなかないと思うので、ほとんどの場合継続しない方がお得です。
📎 勤めていた企業の保険を継続できる?
健康保険への加入を継続しておきたい場合、企業を退職して2年以内は、
企業の健康保険を任意継続できることがあります。(詳細は企業の人事担当への確認が必要です。)
ただし企業の保険は、勤めている間は企業側が社員の保険料の半額を負担してくれますが、
退職後は全額負担となりますので、企業に所属していた時の倍になる点は注意が必要です、、!
参考までにぼくが勤めていた企業の保険を任意継続した場合、年間保険料は46万5千円だったので、
冒頭で試算した国民健康保険の保険料約63万円より安くなります。
ただ、国民健康保険料は前年度の給与をベースに計算されるため、
退職後1年間に日本での給与所得が下がる場合、1年目は勤務先の健康保険を任意継続、
2年目以降は国民健康保険に加入するのが安くなることが多いです。
詳細は退職時に勤務先の人事担当者にお問い合わせください。
年金
住民票を抜くと年金の支払い義務もなくなりますが、ぼくは年金については任意継続を選びました。
理由は、将来受け取れる年金が減ってしまうことに加え、
企業型の確定拠出型年金をiDecoに移行する際に、国民年金を満額納めていることが条件だったからです!
国民年金の保険料は一律で令和6年度は1か月あたり16,980円(日本年金機構のHP)です。
2. 確定拠出年金、証券口座の手続き
企業に勤めていた場合、企業型の確定拠出年金や、持株会に加入している方も多いと思います。
退職に伴い、様々な手続きが必要になりますので参考にしてみてください。
企業型確定拠出年金から個人型確定拠出年金(iDeco)への移行手続き
企業型の確定拠出型年金に加入していた場合は、iDeco(個人型確定拠出年金)への移行が必要です。
こちらは退職後約半年以内に手続きが必要ですので、注意してください。
ぼくはニッセイの確定拠出型年金に移行しました。ネットで簡単に手続きできるのでちゃちゃっと済ませましょう!
証券口座の継続手続き
日本の証券口座は原則日本国内在住者向けのサービスなので、
海外に移住している間も証券口座を維持するには、手続きが必要です。
ぼくが使っていた大和証券の口座の場合は「特定口座継続適用届出書」を提出すれば継続できる…はずでした。
しかしこちらの書類、「出国予定日までに郵送で提出の上、手続きが完了していること」が必須となります。
なんとぼくはこの書類の提出が遅れ、特定口座を継続することができませんでした、、。
特定口座を継続できなかった場合、大和証券の場合は「一般口座」というものに払い出されますので、
貯めていた株式が消失するわけではないのでご安心ください!
ただ、一般口座は自分で確定申告をしなければならないので、帰国後の手間が増えてしまいます。
詳細は証券会社にお問い合わせの上、早めに手続きをして特定口座を継続することをお勧めします。
3. 退去の準備 家具の処分はどうする?
ぼくは社会人で一人暮らしをしていて、出国の前日に借りていた部屋の退去手続きをしました。
この経験から、そもそも実家などに滞在可能な場合は早めに引き上げることをおすすめします。
それができない場合は、1週間以上前から手放せるものは友人や家族に譲る、ジモティーで売る。
直前まで必要なものは不用品回収業者に依頼するのがベストです。
📎 海外への引っ越し、何が大変?
海外への引っ越しは下記の点で国内での引っ越しと異なります。
- 海外への持ち物のパッキングと同時に行わなければならない
- 家具などはほとんど手放すことになる
- 帰国後に使用したいものは預かり手を探す必要がある
- 出国までに処分できなかったものがあってもその後対処できない
このように、海外に引っ越す場合は判断することがかなり多くなるので、
出国直前の忙しい時期に少しでも心配事を減らせるように、余裕をもって進めることをおすすめします。
断捨離のおすすめとして下記があります。
📎 友人や家族に譲る
ぼくは、帰国後に使用したいものを家族に預かってもらったり、
身近に必要な人がいるものは譲ったりしました。
遠くに住む家族や友人への家具輸送は、ヤマトホームコンビニエンスがおすすめです。
東京都から兵庫県に住む友人に二人掛けソファとマットレスを送ったところ、合計約15,000円でした。
安心、安全、スムーズ。持つべきものは友ですね!!
📎 ジモティーで売る
冷蔵庫など、処分に費用がかかるものはジモティーで売ると楽です。
ただ、知らない人との取引で、約束した日時が出国直前だったこともあり、
「万が一来てくれなかったら退去できない…」と不安になりました。
ジモティーで売る場合は、予定の変更も考慮し、1週間前までに引き渡しできるように予定を組むこと、
また、売れた場合にはメッセージで何度かリマインドすることでトラブルがあっても対応できます。
ちなみにぼくは冷蔵庫や洗濯機、キッチンワゴンなどをお譲りしました。
土日の午前中に「即受け渡し可能」にしてポストすると買い手が見つかりやすかったです。
📎 不用品回収業者に依頼する
上記の方法で処分できなかったものについては、不用品回収業者に回収してもらいました。
ぼくはGoogle Mapの口コミをチェックして信頼できる不用品回収業者を選びました。
ネットで検索するとたくさんの業者が出てきますが、
サイト内の口コミはどの業者も良いことしか書いていないので判断がつきませんでした。
「見積もりよりも請求金額が増えた」「依頼していないものまで持っていかれた」など、
実際にはトラブルも多いようなので、誰でも書けるGoogle Mapの口コミが信用できると思います。
さらに相場を知るためにも、最低2-3社から相見積もりを取ることをおすすめします。
時期にもよりますが、東京では軽トラ1台(1K分の荷物)で15,000円程度が相場でした。
4. 日本の携帯電話番号を維持したい!
生活に欠かせない通信手段です!
海外ではsimを入れ替えて海外の通信会社と契約することになります。
日本の電話番号は使わないという理由で、契約を解約してしまうと、帰国後に同じ電話番号が使えなくなります。
長年同じ番号を使っていると変えたくないですよね。
とはいえ日本の携帯電話番号は維持したいので解約したくない、、という場合は、
基本料金0円のpovoへの乗り換えがおすすめです!
📎 povoなら約8,000円お得!
povoは基本料金が0円です。povoで電話番号を保持するのに必要なことは、180日に一度「トッピング」として通信容量を購入することだけです!
ここでは最も安いセール中の1GB/195円のプランを半年に一度購入すると仮定しました。
比較対象は、何かとゆかりのあるauにします。
📎 電話番号を維持するための比較
料金(年間) | 事務手数料 | 休止の契約手続き | 再利用の契約手続き | |
au | 約4,908円~ | 約3,850円 | 店舗にて必要 | 店舗にて必要 |
povo | 390円 | 0円 | 不要 | 不要 |
povoで1年間契約した場合、大手キャリアで番号維持するよりも、
約8,000円費用を抑えられることが分かります。
また、auでは「休止」扱いになるため、再開には手続きが必要ですが、
povoでは最低の通信容量で契約を維持していることになるので、
帰国後手続きなしですぐに使用できるというメリットがあります。
auショップに行くために予約して〜、足を運んで〜といった作業も減らせるので時間の観点からもかなりお得と言えます!
下記の紹介コードを使用して登録すると、今だと100GBのデータ利用サービスや24時間データ使い放題ボーナスがもらえるとのことです(時期によっておそらくキャンペーン変更します)!
ざっくりですが、実質2,000〜3,000円ほど安くpovoを利用できますのでこの際にご検討ください〜
紹介コード: LFBWBCCP
まとめ
以上が、留学前にぼくが感じた日本でやっておくべきこと4選です!
ややこしいことを全て一人で進めなければならないので大変ですが、
乗り越えた先に楽しい海外ライフが待っているので、ぜひ頑張ってください〜
チャオー