文化の違いを解決!外国人とのコミュニケーションで心がけたいこと

サムネ画像 海外生活ハック


こんにちはKokiです!

海外生活はあこがれだけれど外国人と話すのは緊張する、日本とは文化が違うというけれど、何が違うの?
断ったつもりなのに伝わってない!?などなど、異文化でのコミュニケーションでは様々な苦労がありますよね。

今回は多くの日本人留学生が抱えるそんな悩みについて、スコアで測れる「英語力」以上に重要な、
異文化でのコミュニケーションで心がけておきたいことについて、ぼくのリアルな体験を交えてご紹介します!


📎 この記事はこんな人におすすめ

  • これから留学に行く人、留学を始めた人
  • 海外生活で外国人とのコミュニケーションに不安がある人
  • 海外と日本の文化が具体的にどのように違うか詳しく知りたい人

とにかく「言葉にして発信」しよう!

海外では「思ったときに直接、言葉にして」伝えるのが一般的。日本では「沈黙は金」という言葉があったり、柔らかい表現を求められたりするので、それと比べると海外の人のコミュニケーションはかなりアクティブに感じられるかもしれません。

寡黙=クールではない!積極的に話しかけよう

日本では大人しいタイプの人も、海外では積極的に発言・発信をすることをおすすめします!

なぜなら海外では、控えめというだけで誤解されてしまうことがあるからです。
ぼくのクラスの寡黙な日本人の友人Aくんは、クラスでの態度が理由で距離を置かれてしまっていました。

授業では全く発言せず、「この件、日本ではどうなのかな?」などと話を振られても、他の日本人が答えるまで下を向いて待つような形でした。先生やクラスメイトと彼について話したときに、「彼は何を考えているかわからない、僕たちと話したくないのかな?」と聞かれました。

日本では控えめな人も多く、態度から相手を読み取って距離感をはかりながら仲良くなることもありますが、海外はお互いに言葉にしてコミュニケーションを取るのが普通なので、発信がないと近寄りがたくなってしまうのですね。

その後Aくんが環境に慣れて発言が増えてくると、徐々にクラスの輪の中に入れるようになりました。やはり自分から発信することで、コミュニケーションをとる気持ちがあることを積極的に示す必要があると思います。

「分からない」もはっきり言おう!

日常生活や授業などで分からないことがあるときは「その場で、はっきり、丁寧に聞く」ということが重要です。

海外の授業では「分からない時は生徒が聞く」ということが当たり前になっている分、
日本のように先生が雰囲気を察して「大丈夫?」と頻繁に生徒に聞くことはありません。

とある授業で初めて使うツールについて先生が解説していたときのこと。メキシコのクラスメイトが、「すみません、ついていけていないのでちょっと待ってもらえますか」と発言し授業をその場で止めました。先生は「あ、少し早かったかごめん!」と一旦授業を止めて彼女のサポートをし、そして彼女に、「質問してくれてありがとう、みんなも分からない時は遠慮せずに言ってね。」とお礼を言っていました。

実際に彼女がつまづいたところはほかのクラスメイトも混乱していたところだったので、ここで聞いてくれたことで全員が時間を無駄にせずに済みました。また、質問があることでちゃんと聞いていることも分かるので、先生にとってもありがたいようですね。

彼女の聞き方も謙虚でよかったと思います。「I don’t understand.」とぶっきらぼうに言われたら先生も悲しいと思うので。。(でも、他の言い方がわからなければ、丁寧に言えばわかってもらえると思います!)

とにかく、まじめに聞いているのであれば「知らないことは恥ではない」(堀江貴文/「多動力」)ですよ!
むしろちゃんと聞いているからこそ質問ができるので、自信を持って聞いてみてください〜。
知るために理解しようとしているなんて、素直でかっこいいとすら思います!

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📎 参考:分からないときはこう言おう!I don’t understand.以外の表現

ちなみに、例であげたメキシコの生徒含め、海外の生徒は「分かりません」の伝え方が上手だなと思いました。
ぼくが個人的に真似をして使っていた表現をご紹介します。

Excuse me, I don’t think I’m keeping up. Could you slow down a bit, please?
(すみません、ついていけていないので、もう少しゆっくり説明してくれませんか?)
→「ちょっとついていけてないかも…」というニュアンスがうまく表現できていて気に入っていました。

I might have missed the previous part. Could you say that part again?
(前の部分を聞き逃したかもしれません。もう一度言ってもらえますか?)
→ぼくの授業では先生の説明を聞きながらパソコンの操作を進めることが多く、手間取るうちに少し聞き逃してしまうことがあったので、この表現はよく使いました。


違う国に来たばかりだと分からないことばかりなのは当たり前です。
「分かりません」をたくさん発信して、どんどんいろんな人に助けてもらいましょう!

NOと言おう

皆さん、周りの人に「NO」というのは簡単ですか?
「人から頼まれると断れない」「誘いを断りづらい」という人も多いのではないでしょうか。
ここからは主張の中でも更に日本人が苦手とする「NOという勇気」についてご紹介します。

NO=相手の拒絶ではない!

前提として覚えておいてほしいのは、「NOと言うことと相手を拒絶することはイコールではない」ということです。

例えばぼくが初めてカナダでバイトをした日、「試用期間中は店の利益にならないから、今日とあと3日は無給ね。」と言われました。

しかしトレーニング中の無給労働は違法ということとを知っていたぼく。(参考:カナダの法律事務所のサイト)
まじか、それ違法だと思うから勘弁だなぁ。違法な場所で働きたくないし辞めるわ。ひとまず今日の分の給料は払て欲しいからよろしく!」と伝えると、しっかり働いた分を支払ってもらうことができました。

1日だけで辞めることもあり、給料をもらう手続きのために再度バイト先に顔を出すのは気まずい気持ちもありましたが、店長もバイト仲間も普通に接してくれて、手続きを済ませてくれました。

日本で同じことがあったとしたらもう少し悪い雰囲気になると思います。でも海外では、受け入れられないことを受け入れられないと伝えることは自然なことだし、相手もNoと言われたからといって「自分を否定された」とは感じません

店長も今回の件で自分が否定されたというようには考えなかったため、普通に接してくれたのだと思います。

おかしい「NO」なんてない

日本人同士では「これを嫌と思うのはおかしいのかな?」という話をすることがありますよね。
特に文化が異なる人と接したときに、「これは相手の文化では普通で、自分の感覚がおかしいのかもしれない。」と感じて自分の嫌な気持ちを抑えようとしてしまう人も多いと思います。
でも、おかしい「NO」なんてありません。自分が嫌と思うことは受け入れなくていいんです。

ある日本人の女性の友人は、寮でキッチンをシェアする男性がよく彼女の頭を触ったり、パーソナルな質問を繰り返したりすることを嫌がっていました。それとなくやめてと伝えてもやめてくれません。

学校の寮なので、正当な理由があれば部屋を変えるなどの制度はあったものの、彼女は「海外ではボディタッチが普通の国も結構あるっていうから、自分がセンシティブなだけだと思うし、寮を変えてもらうほどの理由にはならないよね。」と半ばあきらめていました。

ところが、ある日寮の管理人の方にその悩みを打ち明けると、「あなたが嫌と感じたならそれは十分理由になるよ。」と、てきぱきと彼女の次の部屋を探してくれたそうです。

彼女はずっと、「客観的な被害を受けていないと認めてもらえない」と思っていたので、自分の嫌という感情が尊重されたことに驚いたそうです。

日本だとどうしても「他の人にも共感してもらうこと」を求めてしまいますが、確かに人によって何が嫌という感覚は違うのは当たり前なので、嫌と思うことに客観性は必要ないのかもしれませんね。

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空気を読んで遠慮しなくても大丈夫!

日本では周りと意見が違った場合、空気を読んで周りに合わせることもありますよね。
でも、海外では個人の意見を尊重する雰囲気があるので、日本ほど遠慮しなくて大丈夫です!

ぼくがクラスメイト達との飲み会に参加したときのこと。「Never have I ever」というゲームが始まりました。これは、参加者が一人ずつ「Never have I ever ○○ (今まで○○を一度もしたことがない)」の○○の中に好きな行動や経験を入れて、その経験をしたことがある人は目の前のお酒を飲まなければならないというルールです。

(例えば「Never have I ever traveled solo.(一人旅をしたことがない)」と一人が言ったら、一人旅をしたことがある人は全員お酒を飲まなければならない、ということです。)

うまく使えばみんなが楽しめるゲームなのですが、ぼくが参加していた時はだんだん質問内容が良くない方向になり、答えたくない内容にまで踏み込まれるようになったので、「ちょっと抜けるわ~」と言ってぼくは途中で飲み会を抜けました

日本で同じことをしたら「ノリが悪い」などと思われるかもしれませんが、その後ゲームを続けたクラスメイト達も特に気にする様子もなく普通に接してくれました。

やりたくないのに無理に合わせてゲームを続けていたら、ぼく自身がクラスメイト達にネガティブな印象を持ち続けてしまったかもしれません。相手と良い関係を築くためにも、嫌なことはハッキリ爽やかに伝えて大丈夫です。

真摯な異論は発信してみてもいいかも!

日本では何かに反対意見を述べる時に「これって言ってもいいのかな?」と考えることが必要になったり、立場上言えることが限られたりしますが、海外では真摯な異論日本より尊重されやすいと感じました。

これは過去の記事に書いたのですが、学校の授業の内容に意見を言って、それまで毎週行われていたプレゼンの課題を撤廃してもらったことがあります。

当時のエピソードは、【海外就職】CICCCに通ってエンジニアへ転身した際の学校生活と勉強内容の記事をご覧ください!



これも日本であれば、先生に生意気と思われたり、周りの生徒に空気が読めないと思われたりしたもしれませんが、この時はぼくのNOが受け入れられて実際に授業の内容が変わりました。自分の希望通りになったことに加え、意見が尊重されたことも嬉しかったです。


まとめ

以上、異文化でのコミュニケーションで心がけておきたいことについて紹介しました。
最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、これらのポイントをおさえて、
世界で通用するコミュニケーション力を身に着けていきましょう!

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