TOEIC315点で留学し、英語が話せるようになった勉強法とコツ

サムネ画像 英語

こんにちは、Kokiです!
最近は昔からの長い付き合いの友人と話す機会に恵まれております。その際によく聞かれるのが「どうやってそんなに英語できるようになったの?」という質問です。

そうなんです、ぼく英語全くできませんでした!
今回は英語力がほぼ無い状態から、海外(僕の場合はアメリカ横断でした)をバックパックしつつローカルの方々と交流するのに困らない程度の英語力を身につけるまでの勉強方法とおすすめ事項ご紹介したいと思います!
そして最終的には、海外でエンジニアとして就職できたので、いま英語に抵抗がある方にもチャンスは全然あります。

補足として、中学から大学まで一度も「受験」をしたことがないです(すべてサッカー関連での推薦入学)。なんなら高校はスポーツクラス(通称スポクラ)だったので、高校での勉強量は圧倒的に少ないです。
基礎学力が高くなくても、英語はやればできるってことを伝えられたら幸いです!

スポンサーリンク

時間軸と英語力の推移

いろいろと勉強法をご紹介する前に、簡単にまず時間軸を説明します。
今回の英語力の指標として、TOEICしか受けたことがないのでこちらを採用します。リスニングやスピーキングも含めた総合評価をするならば、IELTSの方ベターです。
さらに詳細な経歴や人物像を知りたい方はプロフィールをご覧下さい!

時間

  • 2015年(大学3年生時):バンクーバーのILACという学校に、9ヶ月間語学留学
    • 1-2ヶ月目
      • 毎日30分から1,2時間ほどESL向けのラジオ聞き、FRIENDSを英語字幕で見始める
      • 毎日3時間ほど文法を自習(使用した参考書は下の方に書いておきます)
      • 毎日A5サイズの1/3程度の量の英語の日記も書く
      • まだ全く英語は話せず
    • 3-4ヶ月目
      • 毎日単語学習を追加で勉強し始める。FRIENDSをみていて、分からない単語や表現を、メモして後ほど調べるというやり方
      • 徐々に英語が聞き取れるようになってくる。英語楽しくなる!!友達と遊ぶようになる
      • FRIENDS(2周目)を見始める(シンプルに面白いです)
    • 5-7ヶ月目
      • バイトをし始める。英会話をする機会が爆増!!
      • 発音矯正の授業を取り始める。ここらへんからスピーキング力が激変する
      • 英語で夢を見るようになる
      • 会話ができる様になるが、聞き返されることがまだまだ多い
    • 8-9ヶ月目
      • FRIENDS(3周目)突入する。
      • 日常会話であれば問題なく話せるようになる。
    • 2016年:3ヶ月間アメリカをヒッチハイクやシェアライドで横断
    • —留学と学生生活終了。社会人経験3年ほど積む(英語を仕事で使うことは一切なかった)—
    • 2021年:バンクーバーのCICCCという学校に、2年間エンジニアCoop留学
    • 2023年:エンジニアとしてカナダ企業に就職

実はぼく、カナダには2回留学しています。
1度目の留学時のTOEICは315点でした。留学初期はほぼ何も話せなかったです!なにか話しかけられたら、適当にYes/Noを答えるくらいでした。(だいたいYes/Noのクエスチョンではなかったりするんですよね)
そのレベル感だったぼくが、9ヶ月間留学した結果、日常英会話はもちろんのこと、ヒッチハイクやシェアライドでアメリカ横断をし、ローカルの方のお家に泊めさせていただく交渉ができるくらいの英語力になりました!!
人間の力って面白いですよね〜。
下記画像が初めてヒッチハイクに成功したときの写真です!

TOEICスコア

留学して思ったのは、TOEICを伸ばすには「TOEIC専用の勉強をする必要がある」ということです。英語の勉強をしていても、TOEICが伸びるかは別事象の話になります。2016年のスコアのように、TOEICのスコアは高くないが英会話はできるといった状態になります。

  • 2015年
    • 留学前に受けた結果は、合計で315点
  • 2016年
    • 留学後すぐに受けた結果は、合計で540点
  • 2021年
    • 留学前に受けたTOEICは、合計で855点

勉強方法

ぼくが行っていた勉強していた方法は下記です!
主にリスニングとスピーキングに注力していました。

リスニング教材

📎 心がけていたこと
とにかく毎日やることに注意してました。
英語は聞き慣れるまでが最難関だと先輩に聞いていたため、その壁を早く超えるために可能な限り時間を費やしてました。
また、発音記号は最初のうちに覚えることをおすすめします!正しく文字を発音できると、会話の中でとっさにでてきた分からない単語を聞き取れて、だいたいを文字に起こし、後ほど調べることができるようになります。ジャパニーズアクセントからも卒業が近づきます!発音がきれいなだけで、ネイティブからも、「英語うまいね」と言われる率が高くなったように感じます!

前述したように、ぼくはFRIENDSというアメリカのTVショーからリスニングスキルの土台を作ったと言っても過言ではありません!毎日3,4話ずつ見てました。朝起きてから家を出るまでに1話ラジオ感覚で流す。学校の行き帰りで2話ほど見ながら聞く。家に返ってから1話をメモ取りながら見る。といった具合でした。好きなキャラクターはJoeyとPhoebeです。FRINEDSの良い点は主に4つあります。

  1. キャストの発音がクリア
  2. 演者のリアクションが大きいので、分からない単語でもどういう意味か想像がつきやすい
  3. 1話あたり20分ほどで見れるので、合間時間に最適
  4. 簡単に視聴できた(当時はNetflixにあった)

他にも有名どころとして、「How I met your mother」も候補としてありましたが、FRIENDSの方が楽しいと感じたので見てました!最初は適当に映画を見ていたのですが、演出のために発音がボソボソしていたり、発音の癖が強く表現されていたりしたので、早々にやめました。また、映画ごとに設定を理解する必要がありため、若干ルーティン化するコストが高いなと思いました。個人的な性質として、「やらないといけない」と感じた時点で飽きてしまうのを恐れていた背景があります。

スピーキングの環境

📎 心がけていたこと
情報を集める選択肢として、まず会話を優先していました。どういうことかと言うと、「とにかくわからないことがあったら、調べずにまず会話をして聞く」という習慣付けを行ってました(エンジニア失格っすね笑)。
わからないこと/初めてだらけの海外留学ですが、世の中便利になりすぎて、調べれば大方9割くらいの問題は解決できると思います。つまり、その9割を会話に当てることで格段にスピーキングの機会を生み出せる!と考えたんですよねぇ。例えば、道がわからない、次のバス停の名前がわからないといったときは、Google mapを使わずに隣の人に聞いてました。銀行でのお金のおろし方がわからないのであれば、調べずに係の人に聞いて解決すると言った具合です。なのでほぼ携帯使ってなかったです。
また、リンキングと抑揚に着目していました。会話をするに当たり、これら超重要です!少し学んでから会話するのとでは全然違います。リスニングする際に聞き取れなかった箇所を、先生に聞かせてどのように文を分解して発音しているかも聞いたりしてました。
下記のYoutubeビデオで、リンキングと抑揚について詳しく説明しています!

上記の心がけ+主に学校の授業とバイトで飛躍的に伸びたと思います。
通っていた学校であるILACは本当にオススメです!ILACで先生をしている友人に聞いた話によると、ILACは学校のプログラムに沿って先生が授業を施す必要があるので、ある程度のレベルや学ぶ内容が担保されていると言っていました。つまり先生によってハズレが少ないということですね。学校のレベル分けやテストの採点方式もしっかりしていて大満足でした。
一方でバイトですが、カナダいるならカナダのレストランで働くかぁという安直な考えから、プティンレストランで働いてました。
形態としては、ファストフード店のようにカウンターまでお客さんが注文をしに足を運ぶスタイルでした。この選択は後々考えると間違っていなかったなぁと思いました。下記の記事で詳しく説明しているので興味があればぜひご覧下さい!

スポンサーリンク

リーディングの環境

📎 心がけていたこと
英語の情報を可能な限り読むということをしていました。もし何か調べる必要があれば、英語で調べて、英語で理解する習慣付けをしていました。ほんとにわからないときのみ日本語で調べるといった具合です。

現地の幼児向けの本を最初の頃は読んでいました。20歳の大学生が電車の中でそれを読むのは、なかなか恥ずかしかったのを覚えてます(笑)。でも仕方ないんです、わからないんだから!「人間誰しも最初はできないから、問題なし」と気持ちを切り替えてました。
とはいえ、リーディングするならリスニングする方針でしたのであまり本は読んでいなかったですね。多分9ヶ月の間で2,3冊程度です。

ライティングの環境

📎 心がけていたこと
友人や知り合いとテキストするときは、必ず文章を作って返信していました。崩れた表現や、単語での会話のほうが明らかに早いです。が、英語を学習するためと、意味を誤解して学ばないためにも常に文を作成していました。
また、同じ単語を連発して使わないようにし、同義語で言い換えて返信などもしてましたね。例えば、absolutelyをobviouslyに変えるとかです。

当時大学生だったぼくの考えでは、数年後に社会人になってビジネスシーンで英語を使用するとなった場合、会話をメインで使用する/したいなぁと考えていたためリスニングとスピーキングに焦点を当てていました(結局就職先は一切英語使用してないんですけどね!笑)。さらに、リーディングやライティングをできる人は日本にもたくさんいるだろうから、自分の優位性が出ないなぁという漠然な考えがあったのもありましたねぇ。
結果として海外就職する際のインタビューで役に立ってよかったです!

使用した教材一覧

文法を勉強するなら、英語で英語を学ぶことをおすすめします!
英語を日本語で学んでいるうちは、頭の中で、英語→日本語→英語にする作業が入ります。もしこの作業を、英会話時にしていると、会話においてかれることもしばしばあります。最初のうちだけなかなかしんどいですが、慣れたら英語の教科書の方が説明がシンプルに見えてきます。

📎 使用していたおすすめ文法書(英語

📎 使用していたおすすめ単語帳(日本語

¥2,750 (2024/12/01 19:49時点 | 楽天市場調べ)

おすすめ勉強順序

限られた留学の時間の中で、効率的に英語力を伸ばすには、ただやみくもにやれば良いというわけではありません。
最大限効率的に伸ばしたいのであれば、上記の4技能(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)を意識しながら勉強する必要があります。
というのも、インプット(リスニング、リーディング)とアウトプット(スピーキング、ライティング)を順序よく伸ばすことで人間は言語を効率よく学ぶという有名な説(スーザン・ガスの認知モデル)があります。過去を思い返すと、このケースにものすごく当てはまりました。

  1. まず浴びるほどインプットする(ただ聞く。理解はしていない)
  2. その中でも理解をし始める(言ってることがわかるようになる)
  3. アウトプットができるようになる(だからこういう時は、こうやって返答するのかぁと理解し始める)
  4. 記憶の定着化につながる(この1プロセスの成功体験が記憶に定着する)

効率的な学習順序は個人の学習スタイル、目的、背景に大きく依存するため、どれが正しいと言うものは無いと思います。とはいえ、データに基づくと筋が通っております。主にインプットありきのアウトプットとなります。
自分が日本語を覚えたときとも似てますよね。赤ちゃんのときに、日本語を浴びながら育ち、気づいたら話せるようになる。そして使いこなすために、どういう意味かをそれぞれ理解していくみたいな!

まとめ

以上がぼくがおすすめする勉強法とおすすめ事項です!
まとめると下記の様になります!

  • 英語学習を楽しんで継続しよう!
  • 最初は英語をとにかく聞こう!
  • なるべく英語を英語で勉強しよう!

ぜひ参考になったら嬉しいです。
ときには英語ができなくて恥ずかしくなったり、自分を責めたりしちゃうもんですよね。
問題ないです。人間誰しも習いたての頃はできなくて当然です。最初からデキる人なんてほんの一握りの天才だと思ってます。一生の恥より、一瞬の恥です。
自分のペースで楽しく英語を勉強していきましょ〜

それではバイー

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました